豪首相、「感染ゼロ戦略」を断念

オーストラリアのモリソン首相(ゲッティ=共同)
オーストラリアのモリソン首相(ゲッティ=共同)

オーストラリアのモリソン首相は22日、厳格な国境封鎖やロックダウン(都市封鎖)によって新型コロナウイルスの「市中感染ゼロ」を目指す戦略を断念したことを認めた。公共放送ABCのニュース番組で語った。「(今後は)感染者数よりも、重症者数や入院患者数を重視する」と述べた。

オーストラリアでは1日当たりの感染者数が過去最多の水準で推移。モリソン氏は「都市封鎖を永遠に続けることはできない。どこかの段階でギアチェンジをする必要がある」と述べた。

モリソン氏は22日付のサンデー・テレグラフ紙への寄稿で、成人のワクチン2回接種が70%に達した段階で規制を緩和する方針を強調。「感染者が増えるのは避けられないが、それにおびえてはならない」と訴えた。(共同)