偉大な兄弟に続け スキージャンプ女子の小林諭果が目指す北京五輪(1/2ページ) - 産経ニュース

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偉大な兄弟に続け スキージャンプ女子の小林諭果が目指す北京五輪

ノルディックスキー女子ジャンプの小林諭果
ノルディックスキー女子ジャンプの小林諭果

北京冬季五輪開幕まで半年を切り、ノルディックスキー女子ジャンプの小林諭果(ゆか、CHINTAI)は、逆転での出場切符を狙っている。兄にワールドカップ(W杯)優勝経験がある小林潤志郎(雪印メグミルク)、弟に2018-19年シーズンW杯個人総合王者の小林陵侑(土屋ホーム)がいるジャンプ一家に育った27歳。3年前の平昌五輪は兄弟が戦う姿を現地で応援し、「北京では同じ舞台で戦えたらうれしい」と夢を語った。

北京五輪のプレシーズンだった昨季は、もどかしい日々だった。昨年10月、札幌・宮の森での大会では高梨沙羅(クラレ)、伊藤有希(土屋ホーム)に次ぐ3位になるなど奮起したが、W杯メンバーに入れず、「モチベーションの持っていき方が難しかった」。国内に残って戦った冬は、勝ちたい気持ちが先走って勝利に手が届いたのは2月に入ってから。「思うような結果が出なかった。(成績に)波があったと反省している」と振り返った。

産経新聞の取材に応じるノルディックスキー・ジャンプ女子の小林諭果=東京都港区
産経新聞の取材に応じるノルディックスキー・ジャンプ女子の小林諭果=東京都港区

今季に向け、課題の克服に注力した。踏み切り時に板が下がる悪癖をなくし、スムーズに空中に飛び出せるよう意識的に取り組み、7日に札幌で行われた大倉山サマージャンプ大会では表彰台の頂点に立った。ただ、高梨や伊藤らは海外を転戦中。結果を出し続けて必死にアピールしていく。

岩手県北西部に位置する八幡平市出身。クロスカントリー指導者の父の影響もあって、幼少期からスキーが身近にあった。兄の潤志郎や弟の陵侑が先にジャンプ競技を始め、小学4年から同じ世界へ。「やりたくなかったけど、気づいたら飛んでいた」。4きょうだいの末弟、龍尚(土屋ホーム)もジャンプ競技に取り組み、週末には親の運転するワンボックスカーで、兄弟とともに隣県の秋田にあるジャンプ台に通い腕を磨いた。「女子選手があまりいなくて、試合に出ればトロフィーをもらえた。それは楽しかった」