菅首相休みなし連続執務147日、安倍氏に並ぶ

菅義偉首相(春名中撮影)
菅義偉首相(春名中撮影)

菅義偉(すが・よしひで)首相は21日、東京都渋谷区のJR東京総合病院を受診した。首相はこの日で休みなしの連続執務が146日となり、22日、安倍晋三前首相の昨年の連続執務記録と並んだ。政府・与党内からは体調を心配する声もあがっている。

首相は同病院に約30分間滞在した後、衆院議員会館の自室に立ち寄り、議員宿舎へ帰宅した。周辺によると、春に受けた人間ドックの定期的なフォローアップで、「体調に問題はない」という。

首相が終日、議員宿舎で過ごしたのは3月28日の日曜日が最後だ。週末は公邸や議員会館で会議や面会を重ねるスタイルで、お盆期間も新型コロナの感染状況の報告を受けたほか、大雨対応もあって休み返上で公務にあたった。

ただ、首相は広島市の「原爆死没者慰霊式・平和祈念式」のあいさつで原稿の一部を読み飛ばしたり、長崎市の原爆犠牲者慰霊平和祈念式典に1分間遅刻したりするなど、ミスが相次いでいる。自民党幹部は「かなり疲れている。覇気がなかった」と指摘する。

安倍氏は首相在任中の昨年1月から6月まで新型コロナ対応などで147日間、休みなしで執務。その2カ月後の8月17日に検査のため慶応大病院を受診し、28日に辞任を表明した経緯がある。

首相は今後、新型コロナに加え、自民党総裁選や衆院の解散・総選挙への対応など激務が予想される。周辺からは「休める日には休んでもらいたい」と健康を気遣う声があがっている。