横浜市長選、自民系が敗北 山中氏が初当選

横浜市長選で初当選を確実にし、花束を受け取る山中竹春氏(右)=22日午後、横浜市中区(飯田英男撮影)
横浜市長選で初当選を確実にし、花束を受け取る山中竹春氏(右)=22日午後、横浜市中区(飯田英男撮影)

任期満了に伴う横浜市長選は22日投開票され、無所属新人で元横浜市大教授の山中竹春氏(48)=立民推薦=が、前国家公安委員長の小此木八郎氏(56)や現職の林文子氏(75)ら7氏を破り、初当選を確実にした。菅義偉(すが・よしひで)首相は地元・横浜で全面支援した小此木氏の敗北で、自らの任期満了(9月30日)に伴う自民党総裁選、10月21日に任期を迎える衆院選を前に厳しい政権運営を強いられることになる。

市長選にはカジノを含む統合型リゾート施設(IR)誘致を最大の争点に過去最多の8人が立候補。感染が拡大している新型コロナウイルス対策も問われた。

IR誘致反対の山中氏は共産、社民も支援。自民は、前回選挙で推薦した林氏について多選を理由に推薦を見送り、小此木氏が閣僚を辞して出馬した。小此木氏は党方針と異なるIR誘致反対を唱えたため組織が分裂。公明とともに自主投票としていた。

山中竹春氏
山中竹春氏

菅首相はお膝元の選挙で小此木氏を支援し、河野太郎ワクチン担当相や小泉進次郎環境相ら神奈川県選出の閣僚をはじめ国・県・市選出の自民議員の多くが支援した。

だが、選挙期間中に新型コロナは東京都や神奈川県をはじめ全国で拡大。新規感染者数の増加傾向は歯止めがかからず、緊急事態宣言の延長・拡大を余儀なくされた。首相の新型コロナ対応への不満が市長選の結果にも反映した形となった。

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