東京パラリンピックの大会組織委員会は22日、国内の新型コロナウイルスの感染状況が悪化していることを受け、国内大会関係者への検査頻度を引き上げると発表した。「プレーブック(規則集)」で4日に1度の検査が求められていた関係者のうち、選手村で従事する人には毎日検査を受けるよう求める。7日に1度だった関係者は4日に1度に変更し、コロナ対策に万全を期す。大会は24日に開幕する。
海外からの大会関係者については、外出先や食事場所の限定、公共交通機関の不使用など入国後14日間を経過した後も、行動管理を維持するよう要請する。
同日、東京都内で会見した武藤敏郎事務総長は「現下の状況に鑑み、一層きめ細かい対策が必要」と述べた。23日から各団体、組織のコロナ対策責任者に通知し、周知徹底を図る。
武藤氏は児童・生徒に観戦機会を提供する「学校連携観戦プログラム」について、「全体で10万人台のご希望をいただいている」と明らかにした。