金正恩氏、3週間ぶり動静、平壌の住宅建設事業視察

金正恩朝鮮労働党総書記(朝鮮中央通信=共同)
金正恩朝鮮労働党総書記(朝鮮中央通信=共同)

北朝鮮の朝鮮中央通信は21日、金正恩朝鮮労働党総書記が平壌を流れる普通江沿いの住宅建設事業を視察したと報じた。日時は不明。21日付の党機関紙、労働新聞も金正恩氏が傘を差して住宅建設現場を視察する写真を掲載した。チョン・サンハク書記や趙甬元書記が同行した。

金正恩氏の動静報道は軍指揮官らを集めた講習会出席や全国老兵大会参加者との写真撮影が7月30日に伝えられて以来、約3週間ぶり。

金正恩氏は「全てが不足し困難な中でも大変革が起きた」と進展状況を評価。首都を現代的に整備し、全国的に住宅建設を進める上で重要な意義を持つと強調した。

北朝鮮は今月始まった米韓合同軍事演習に反発し、金正恩氏の妹、金与正党副部長らが談話で対抗措置を警告。米韓は北朝鮮側の出方を注視している。韓国の徐旭国防相は20日の国会で特異な動向はないと述べた。(共同)

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