静岡県民千人に1人以上が療養者 新規感染3日連続600人超

静岡県庁=静岡市葵区(那須慎一撮影)
静岡県庁=静岡市葵区(那須慎一撮影)

静岡県内で21日、632人の新型コロナウイルス新規感染者が確認された。19日の675人(当時発表は677人だったがその後2人取り下げ)に次ぐ過去2番目の多さで、3日連続の600人超え。10万人当たりの療養者数は121・6人となり、1千人に1人以上にあたる県民の0・12%は感染し療養している計算だ。また対応病床使用率は前日比2・0ポイント増の67・0%、特に重症用は5・4ポイント増の49・0%となり、医療負荷が加速度的に高まっている。

最近の県内の感染者調査では、1メートル以内でマスクなしで15分以上会話するなど同居家族と同程度の接触を意味する「濃厚接触者」が、知人や同僚も含め10人以上の例が目立つ。静岡市内のある20代では「計18人」に上った。デルタ株(インド由来変異株)は「同居家族のほぼ全員にうつる」とされるほど感染力があるなか事実上のクラスターにつながる恐れが高く、県の担当者は「マスク着用は当然のことで、その上でもこれまで以上に人との距離や接触時間に注意してほしい。従来と同じ感覚では感染する」と警鐘をならしている。

21日の新規感染確認の内訳は、地域別は静岡市が2日連続で最多更新となって150人、浜松市110人、焼津市50人、富士市40人、藤枝市29人、御殿場市と富士宮市が各22人、牧之原市21人、磐田市20人など。直近1週間の10万人当たりでは全県98・7人(前週比1・91倍)、静岡市113・3人(同2・09倍)。

高齢者施設のクラスター(感染者集団)が新たに2件確認され、静岡市駿河区内のサービス付き高齢者向け住宅ではこれまでに入居者4人、職員3人の計7人が陽性に。島田市内の高齢者施設では職員と利用者合わせて5人の感染が確認されている。

全療養者は4400人以上。21日正午現在、入院者は前日比12人増の379人でこのうち重症者は前日から変わらず24人。宿泊療養施設入所者は298人。また20日午後5時時点で、自宅療養者は前日比329人増の2810人、入院などを調整中で自宅待機している人は20人減の938人。