【安野光雅が描く洛中洛外】もう一度見たい作品22位 「琴引浜の夕日」 - 産経ニュース

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安野光雅が描く洛中洛外

もう一度見たい作品22位 「琴引浜の夕日」

琴引浜の夕陽
琴引浜の夕陽

琴引浜(京都府京丹後市)は、鳴き砂の浜として知られている。気をつけて歩くと、キュッ、キュッと歩く度に音が聞こえるのがわかる。

それが名物になって、自分の足音を聞きに来る人が絶えない。わたしが行ったときは時間が遅く、太陽が沈むまえで、曇り空だったのに、運良く太陽が顔を出してくれた。

あの太陽は地球のどこかの朝日になって昇っているはずである。平和の里に沈む太陽が、どこか戦乱の国へ昇ることもあろう。

琴引浜が、いつまでも平安でありますように。

(あんの みつまさ=画家、抜粋)

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