西野七瀬「幅広い役、毎回が挑戦」 「鳩の撃退法」出演

多忙だが、ゲーム実況動画を見ることが息抜きと語る西野七瀬=東京都千代田区(石井健撮影)
多忙だが、ゲーム実況動画を見ることが息抜きと語る西野七瀬=東京都千代田区(石井健撮影)

西野七瀬(27)が、引っ張りだこだ。しかも個性的な役が続く。自身も役の幅が広がることを喜んでいる。国民的アイドルグループの出身。「挑戦の気持ちがなくなるとダメ」と語る西野に話を聞いた。

乃木坂46(フォーティーシックス)の中心メンバーだった。ここへきて一気に女優として頭角を現している。最近の活躍を見ると-。

放送中のドラマ「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」(日本テレビ系)では刑事。新選組オタクという個性派。20日公開の映画「孤狼(ころう)の血 LEVEL2」(白石和彌=かずや=監督)では、金髪のスナックのママ。刑事のスパイとして暴力団に潜入した弟を心配する。一昨年の話題のドラマ「あなたの番です」(日本テレビ系)でも重要な役を演じたが、これは今年末に映画になる。

映画「鳩の撃退法」場面写真(C)2021「鳩の撃退法」製作委員会 (C)佐藤正午/小学館
映画「鳩の撃退法」場面写真(C)2021「鳩の撃退法」製作委員会 (C)佐藤正午/小学館

さらに27日公開の映画「鳩の撃退法」(タカハタ秀太=ひでた=監督)。直木賞作家、佐藤正午のミステリー小説を藤原竜也(39)の主演で映画にした。藤原演じる作家が、富山県のある町で一家失踪と偽札事件に巻き込まれる。土屋太鳳(たお)(26)、風間俊介(38)らが共演する話題作だが、クセのある独特の映画に仕上がっている。

西野が演じるのはパーマを当てた茶髪のコーヒーショップ店員、沼本(ぬもと)。やはり個性が強い役だが、「どういう子か分からないまま、ざっくりと演じた」と大胆に明かす。

台本でも細かな設定がなかったのだという。名前だって名字しかない。

監督から、人物造形に役立つから「下の名前を考えてみてはどうか?」と提案されたが、「考えたけど、ピンとくる名前が思いつかなかった」。

ふふふ。白い羽毛がふわりと舞うように笑う。

だが、女優としての言葉は力強い。「幅広い役をいただけているのが、めちゃめちゃうれしい。毎回が挑戦。挑戦の気持ちがないとダメになっていっちゃいそうな気がする。燃えない」

人見知りだった。双子座の生まれ。星座占いを見ると「社交的」と書いてある。納得いかなかった。

だが、平成30年にグループを卒業し、一人になった頃から変わり始めたという。誰とでもというわけではないが、他人とよく話をするようになった。だから、最近は星座占いを読んでもうなずける。

女優が性に合っていたのではないか。

「合っているんですかねえ?」と小首をかしげる。

どういう女優を目指すのか。「先のことは考えていない。いつまで続けるかも全然分かんないし…。流れに身を任せて、かな。ふふふ」

ふわり、白い羽毛が再び舞い上がる。(石井健)