河野太郎ワクチン担当相は20日の記者会見で、新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言が発令されている13都府県に、米モデルナ製ワクチンを優先的に配分する考えを示した。「モデルナとファイザーをうまく組み合わせて(接種を)加速化することに協力したい」と語った。
河野氏は「特に緊急事態宣言の対象地域ではワクチンの増量を早く希望するところがある」と説明。モデルナ製の優先配分について「供給可能量が今後もあるが、可能な限り前倒しに取り組む」と述べた。
また、河野氏は妊婦のワクチン接種に関して「妊婦を一律に接種対象から外しているような職域やかかりつけ医がいるという連絡がある」と明かし、日本産婦人科学会が接種を呼び掛けているとして「しっかりと妊婦にも接種してほしい」と呼び掛けた。