「ビールは廃棄」「思い切って休業」蔓防再適用、仙台の飲食店からは嘆き節

酒類提供停止の要請を受け、仙台市青葉区の飲食店「HONA仙台」では急遽、ノンアルコール飲料対象の割引イベントを始めた=20日(浅野英介撮影)
酒類提供停止の要請を受け、仙台市青葉区の飲食店「HONA仙台」では急遽、ノンアルコール飲料対象の割引イベントを始めた=20日(浅野英介撮影)

新型コロナウイルス特別措置法に基づく「蔓延防止等重点措置」が20日、宮城県に再び適用された。今回は飲食店への営業時間の短縮のほか、仙台市ではすべての飲食店に酒類提供の終日停止が求められる。収益の落ち込みは避けられず、休業を余儀なくされる店もあるなど、店側からは嘆き節が聞かれた。

「品質面から、樽生ビールは廃棄する。お酒ありきの売り上げなので厳しい」。同市青葉区の繁華街「国分町」にある居酒屋「古々(ここ)がみそ 一番町店」の藤舘崇文店長(36)はこう嘆いた。

今回は、感染対策の徹底を県が独自に認証した店も時短や酒類提供停止の対象となった。すでに認証を取得している同市青葉区の「鉄板 松阪屋」のオーナー、渡辺啓将さん(30)は酒類提供の停止に関して「感染がここまで広がったので、仕方ない」とあきらめ顔だ。

同市青葉区の居酒屋「真都~マツ~」では、重点措置が適用される来月12日までの休業を決めた。店長の大葉敬太さん(30)は「中途半端に売り上げるくらいなら、思い切って休業を選んだ」と説明した。

同市青葉区の飲食店「HONA仙台」では急遽(きゅうきょ)、ノンアルコール飲料を対象にした割引イベントを20日から実施。代表の安藤浩樹さんは「(酒類提供停止までの)準備期間が短すぎる。早めに周知してほしかった」と訴えた。