夏の甲子園

継続なら観客「しぼって」と注文 地元の兵庫・西宮市長が警戒感

記者会見する兵庫県西宮市の石井登志郎市長=西宮市役所(同市提供)
記者会見する兵庫県西宮市の石井登志郎市長=西宮市役所(同市提供)

新型コロナウイルスの緊急事態宣言が兵庫県内でも発令されるのを踏まえ、同県西宮市の甲子園球場で開催中の全国高校野球選手権大会について、同市の石井登志郎市長は19日の会見で、学校関係者らに限定しているスタンドへの入場について「さらに絞ってほしい」と述べ、強い警戒感を示した。

会見で石井市長は、甲子園に起因する感染拡大の可能性を「心配している」と言及。「市保健所も当初から心配していた」とし、大会前には高野連など主催者に感染防止対策を徹底するよう申し入れていたことを明らかにした。

しかし、ここにきて出場校の選手らの感染が相次いで判明し、宮崎商と東北学院(宮城)の2校が試合参加を辞退。県境をまたいだ移動を制限するため、緊急事態宣言が20日から発令されることも重視し、入場者について「一部絞った状態だったとはいえ、絞れるところは徹底して絞って」と改めて注文をつけた。

兵庫県の斎藤元彦知事は18日の会見で「プロ野球、五輪が一定の制約下でやった中、高校野球だけやめるという議論は難しい」と話すにとどまっていた。

これに対し、石井市長はお膝元の自治体責任者として、高校野球の開催を続けるなら「十分引き締めて。高野連には相当強くお願いしたい」と強調し、斎藤知事との温度差をのぞかせた。

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