【ここが知りたいパラリンピック】㊤パラ名称、64年東京大会から - 産経ニュース

メインコンテンツ

【ここが知りたいパラリンピック】㊤パラ名称、64年東京大会から

「もう一つのオリンピック」といわれるパラリンピック。第二次世界大戦で負傷した患者のリハビリを目的に行われたアーチェリーの大会が起源とされる。1960年のローマ五輪閉幕後に開催された障害者スポーツの国際大会が第1回と位置付けられている。

【ここが知りたいパラリンピック】㊥クラス分けで公平に

【ここが知りたいパラリンピック】㊦選手の「目」になるサポート役

第2回の64年東京大会で初めて「パラリンピック」の名称が使われた。語源は「両下肢まひ」という意味の「パラプレジア」と「オリンピック」を掛け合わせた造語。後に「もう一つの」を意味する「パラレル」と解釈し直した。五輪と同様、夏季と冬季の大会がある。

五輪の「5つの輪」に相当するパラリンピックのシンボルマークは3つの曲線で、「スリーアギトス」と呼ばれる。「アギト」はラテン語の「私は動く」という意味で、諦めず限界に挑戦し続けるパラリンピアンを表している。赤、青、緑の3色は世界各国の国旗で最も多く使用されていることから採用された。

今大会は今月24日から9月5日まで開催。期間中、新競技のバドミントンとテコンドーを含めた22競技539種目が行われる。約170の国と地域から最大約4400人のパラアスリートが参加する見込み。日本人選手は史上最多の255人が参加する予定だ。日本は前回リオデジャネイロ大会では金メダルが0個で、雪辱を期す。

東京五輪で話題を呼んだピクトグラムは今大会でも採用。車いすテニスなどは車いすに乗った選手を表現し、5人制サッカーではアイマスクが描かれたりしている。

一方、新型コロナウイルスの感染拡大により、大会は五輪と同じく原則無観客が決まった。「ステイホーム」によるテレビ観戦になる。NHKは計540時間を放送する予定。民放も今回初めてパラ大会の一部の競技を生中継する。

日本パラリンピック委員会は、パラリンピックの開催の意義について「誰もが個性や能力を発揮して活躍できる社会の実現」にあると指摘。「さまざまな障害があるアスリートが、各競技の限界に、創意工夫を凝らして挑んでいる姿をみてほしい」としている。

開幕を間近に控えた東京パラリンピック。知っておきたい主なポイントを3回にわたって紹介する。

ボトムコンテンツ