菅義偉首相は19日午前、東京都千代田区の経済同友会で桜田謙悟代表幹事らと会談し、テレワーク徹底への協力を求めた。菅首相は感染防止のために「テレワークが極めて重要」とし、出勤者の7割削減について「ぜひ達成に向けご協力頂ければ」と協力を求めた。これに対し桜田代表幹事は「内勤者については(出勤者は)ほぼ30%で対応できているが、工場などは40~50%にとどまっている」と指摘。顧客が出社を求めたり、管理職が不要なのに出社したりする例もあるとし、「コロナ禍が終わってもテレワークを新しい働き方として必須なんだと総理ご自身が発信してほしい」と対応を求めた。
首相は午後に日本商工会議所の三村明夫会頭とも会談する予定。また18日には経団連の十倉雅和会長とも会談し、テレワークへの協力を要請。経団連側は会員企業に周知徹底すると応じたほか、抗体カクテル療法の普及を急ぐよう求めた。