「デパ地下」入場制限、各百貨店が対応 埼玉 - 産経ニュース

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「デパ地下」入場制限、各百貨店が対応 埼玉

そごう大宮店に掲示された入場制限に関する告知文=18日午後、さいたま市大宮区(深津響撮影)
そごう大宮店に掲示された入場制限に関する告知文=18日午後、さいたま市大宮区(深津響撮影)

政府の新型コロナウイルス感染対策指針で、「デパ地下」と呼ばれる百貨店の地下食品売り場が入場制限要請の対象とされたことを受け、施設側が対応を急いでいる。もっとも、感染拡大の長期化に伴って外出を敬遠する風潮が広く浸透しており、店舗関係者からは「客が減っているので、制限をするまでもない」との声も漏れる。

「デパ地下は『集客装置』だ。そこを狙われると厳しい…」

高島屋大宮店(さいたま市大宮区)の担当者の表情は険しい。

現在、多くの百貨店は、売り場に同時に入ることができる人数の上限を定めている。高島屋大宮店の場合、上限に達した際は複数ある入り口を1つに絞る。

伊勢丹浦和店(同市浦和区)では、客数が基準を上回ったとして14日午後に30分間、2カ所ある入り口のうち1カ所を閉鎖した。同店によると、利用者からは「毎日使う入り口なので制限されるとつらい」といった声が寄せられたという。

丸広百貨店は埼玉県内の8店舗で、基準人数を超えた場合、出入り口に従業員を配置して入場を制限すると決めている。ただ、担当者は「外出自粛ムードが広がり客が減っているので、制限が必要な状況になっていない」と話す。

埼玉県は18日の新型コロナウイルス対策本部会議で、大規模商業施設への入場制限要請に関し、要請に応じない場合は過料を科すことができるよう運用を厳格化すると決めた。

高島屋大宮店をよく利用するという、さいたま市見沼区の50代の女性会社員は「日常的に使う人にとっては大変だ」とこぼした。(深津響、中村智隆)