「全部私が考え実行」 ジャパンライフ公判、初出廷の元会長が証言

東京地裁が入る建物(今野顕撮影)
東京地裁が入る建物(今野顕撮影)

磁気健康器具の預託商法を展開した「ジャパンライフ」の巨額詐欺事件で、元本保証を約束するなどして約1億1400万円を集めたとして出資法違反の罪に問われた元社長兼財務部長、山口ひろみ被告(49)の公判が18日、東京地裁(浅香竜太裁判長)で開かれ、父親の元会長、隆祥被告(79)=詐欺罪で起訴=の証人尋問が行われた。逮捕後、初めて出廷した隆祥被告は「ジャパンライフは100%、ワンマン経営。事業は全部、私が考えて実行した」と述べた。

弁護側の証人として出廷した隆祥被告は、ひろみ被告について「高校生の時から仕事を手伝っており、入社10年で社長にする予定で育ててきた」と証言。資金繰りには携わっていなかったとする一方、顧客への配当金の送金などを担当させたことについては「過去に経理担当者が不正をしたことがあり、一番信用できるひろみに任せていた」と説明した。

ひろみ被告が罪に問われている平成29年11~12月の時期については「ひろみの体調が悪くなり、会社をやめたいという話になっていた。講演会でも講演せず、会場内を回るだけだった」と主張。検察官から改めてジャパンライフの業態について問われると「商品を供給していただけ。講演会などでは加盟店に商品の勧め方を教育していた」とし、直接の勧誘活動は行っていないとの認識を示した。

次回9月29日の公判では、ひろみ被告の被告人質問が行われる予定。隆祥被告の初公判期日は未定。