菅首相記者会見詳報

(2)「不満は当然のこと」

「多くの関係者のご尽力のおかげさまで、ワクチンの接種は全国で、6月は1日平均110万回。7月は1日平均150万回と、目標をはるかに上回るペースで進みました。8月はお盆休みの影響があっても、1日100万回以上のペースで進み、今日までに国民の半数が少なくとも1回の接種を終え、総接種回数は1億1000万回を超えております」

「世界各国では、ワクチンの接種が一定の進捗(しんちょく)を示すのを機に、通常の社会経済活動へと回復しつつあります。わが国についても、8月末には、全国民の半数近くの方が2回の接種を行い、そして9月末には6割近くの方が2回の接種を終え、現在の英国や米国並みに近づく見通しです。全ての対象者の8割に接種できる量のワクチンを10月初旬までには配分をいたします」

「長きに渡る新型コロナとのこの戦いで、多くの皆さまに、精いっぱいご協力をいただいてきました。しかし、ここにきて感染の急拡大は、そんな皆さまの間に『この先どうなってしまうのか』という強い不安や『対策を守っても仕方がない』という諦めを抱いているのではないかと懸念をいたしております。また、多くの方々には、『せっかくの夏休みなのに』という不満があるのも当然のことだと思います」

「これからワクチン接種が40代、50代、さらには若い世代の方々に進めば、明らかな予防効果が期待でき、はっきりとした明かりが見えてきます。10月から11月のできるだけ早い時期に希望する全ての方への2回のワクチン接種の完了を目指してまいります」

「今回の宣言を解除する前提は、国民の命と健康を守ることができる医療提供体制の確保です。ワクチンの接種状況、重症者、病床利用等を分析し、適切に解除の判断をしてまいります。その先には、飲食店の利用、旅行、イベントなど社会経済活動の回復が視野に入ってきます。総力を挙げて取り組みます。皆さんのご理解とご協力を心からお願いを申し上げます」

=(3)に続く

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