三菱電、配電盤も検査不正 490社に納入

三菱電機本社が入るビル前の看板=東京都千代田区(鴨川一也撮影)
三菱電機本社が入るビル前の看板=東京都千代田区(鴨川一也撮影)

三菱電機は17日、香川県丸亀市の工場で製造する配電盤に関し、不適切な検査が見つかったと発表した。不正の可能性があるのは平成8~令和3年に出荷した計4529の製品。必要な試験を省略したり、規格に沿わない方式で実施したりして国内外の官公庁や鉄道、電力会社など約490社に納入していた。鉄道車両用機器などに続く不正の発覚で、品質確保をめぐる問題が止まらない状況となっている。

配電盤はビルや変電所、工場などに取り付ける。電気を遮断する機能を備え、雷などの非常時に建物側への影響を抑える役割がある。丸亀市の受配電システム製作所で生産。不正は7月28日に判明し、出荷を直ちに停止したという。

同社は検査不正に起因した事故は報告されておらず、製品の安全性に問題はないと説明している。