【安野光雅が描く洛中洛外】 もう一度見たい作品25位「出町の飛び石」 - 産経ニュース

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安野光雅が描く洛中洛外

もう一度見たい作品25位「出町の飛び石」

出町の飛び石
出町の飛び石

わたしの田舎の津和野に、流れ橋というものがあった。その橋の端っこは、河原の大きい石にくくりつけてあった。学校の帰り道は、その橋を渡るとずいぶん遠回りになるのだが、試しに何度も渡ってみた。少し危なく感じるところがおもしろかった。

それに比べて、京都で見た飛び石は悪くない。賀茂川と高野川が合流して鴨川になるあたりである。

石をちょうどいい間隔に並べ、飛び石伝いに川を渡る。この絵ではわからないが、並んでいる石が、亀の形になっていた。何ともおもしろくするものだなと思った。(あんの みつまさ=画家、抜粋)

昨年12月に亡くなった画家、安野光雅さん(享年94)は京都を旅し、約9年にわたって本紙に「安野光雅が描く 洛中洛外」を連載しました。その掲載作品92点を紙面(3月20日)で紹介し、令和4年版カレンダーに採用する絵を「もう一度見たい作品」として募集したところ、全国から3717通もの応募をいただきました。表紙を含め上位13点を採用するとともに、人気の高かった25作品をランキング形式で随時、紹介します。やわらかなタッチの安野作品とゆく京都の旅をお楽しみください。

■令和四年カレンダー「安野光雅 洛中洛外」発売