ハイチ地震の死者1200人超 大坂なおみ、救援へ「賞金寄付」

倒壊した建物のがれきを除去する救助隊員ら=15日、ハイチ南西部レカイ(ロイター)
倒壊した建物のがれきを除去する救助隊員ら=15日、ハイチ南西部レカイ(ロイター)

【ニューヨーク=平田雄介】カリブ海の島国ハイチ南西部で14日午前8時半(日本時間午後9時半)ごろ、マグニチュード(M)7・2の地震が発生した。AP通信などによると、倒壊した建物の下敷きになるなどして15日までに少なくとも1297人が死亡、負傷者は約5700人に上った。アンリ首相は全土に1カ月間の非常事態を宣言し、被災者の救助や被害状況の全容把握を急いでいる。

国連人道問題調整室(OCHA)によると、震源地は首都ポルトープランスの西約125キロで震源の深さは10キロ。病院や学校を含む700超の建物と、少なくとも3778棟の家屋が倒壊した。道路などのインフラ設備も損壊している。

ハイチは7月にモイーズ大統領が暗殺され、政情と治安が不安定化。住居を失った数千人の避難先で新型コロナウイルスの集団感染が起きる恐れもあり、アンリ首相は全土に1カ月間の非常事態を宣言し、国際的な支援を要請した。米国やアルゼンチン、チリが人道支援すると表明している。

ハイチ出身の父を持つ女子テニスの大坂なおみ選手(日清食品)は、今週出場する大会で得る「賞金はすべてハイチ救援のために寄付する」とツイッターで表明した。

現地では余震とみられるM4~5級の地震が続発。16~17日に熱帯暴風雨の襲来も予報されており、洪水や土砂崩れによる被害拡大の懸念が高まっている。