五山送り火ともる 今年も規模縮小、文字や形は作らず

見物客の密集を防ぐため文字や形を作らないよう実施された五山送り火=16日午後8時15分、京都市北区(鳥越瑞絵撮影)
見物客の密集を防ぐため文字や形を作らないよう実施された五山送り火=16日午後8時15分、京都市北区(鳥越瑞絵撮影)

お盆に迎えた先祖の霊を送り出すとともに無病息災を祈る古都の伝統行事「五山送り火」が16日夜、京都市街を囲む山々で行われた。見物客の密集を防ぐ感染対策のため、各山で点火する火床を1~6カ所に減らし文字や形を作らないなど、昨年に続いて規模を縮小しての開催となった。

午後8時ごろ、最初に火がともる「大」の文字の火床(75カ所)のうち、6カ所のみ点灯。浮かび上がった明かりは完全な「大」の字ではなかったが、市民らは足を止めて見守っていた。その後、「妙法(みょうほう)」「船形(ふながた)」「左大文字」「鳥居(とりい)形(がた)」の順で点火された。

行事を運営する五山送り火連合会は「来年こそはコロナが収束し、通常通りの送り火を行いたい」としている。