英国がNATO緊急会合を要請 アフガン情勢急転で

アフガニスタンに残る英国民を救出するためカブールに到着した英軍兵士ら(英国防省提供・AP)
アフガニスタンに残る英国民を救出するためカブールに到着した英軍兵士ら(英国防省提供・AP)

【ロンドン=板東和正】英国のジョンソン首相は15日、イスラム原理主義勢力タリバンによるカブール制圧を受け、北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長と電話協議した。ジョンソン氏は、NATO最高意思決定機関、北大西洋理事会を可能な限り早期に開き、ハイレベルの国際的な議論を行うよう求めた。

英政府によると、ジョンソン氏は電話協議で「アフガニスタンの人道的な緊急事態に対処するため、数カ月間、国際協調に努める必要がある」と述べた。

ジョンソン氏はこの日、英メディアに対し、「アフガンをテロの温床に戻さないために、志を同じくする国々で一致した姿勢を取ることが重要だ」と表明した。また、在アフガンの英国人の国外退去が「われわれの優先事項だ」と強調した。英政府は国外退去の支援のため、英軍600人をアフガンに派遣している。

一方、ストルテンベルグ氏は同日、自身のツイッターで「(各国の国民や大使館の現地スタッフらを)円滑に避難させるため、カブール空港の機能維持を支援している」と投稿した。