露、アフガンのタリバン暫定政権に「推移見守る」

【モスクワ=小野田雄一】イスラム原理主義勢力タリバンによるアフガニスタン掌握で、ロシア外務省のカブロフ大統領特使(アフガン問題担当)は15日、タリバンによる暫定政権について「現時点で承認していない」とした一方で、暫定政権による統治手法など事態の推移を見極めた上でロシアの立場を決める-との考えを示した。複数の露メディアが報じた。

米軍撤収に伴うアフガン情勢悪化を受け、ロシアは「裏庭」とみなす中央アジアへのイスラム過激派の流入を警戒。今月にはアフガンに隣接するタジキスタン、ウズベキスタンとともにアフガン国境付近で合同軍事演習を実施した。

一方、ロシアは7月、訪露したタリバン幹部から「タリバンはロシアや中央アジア諸国に不利益を与えない」との確約を得るなど、タリバン指導部との関係も強化して安全保障を確保しようとしている。

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