タリバンが20年ぶり政権掌握 アフガン大統領国外脱出 - 産経ニュース

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タリバンが20年ぶり政権掌握 アフガン大統領国外脱出

15日、カブールのアフガニスタン大統領府を占拠した反政府武装勢力タリバンの戦闘員ら(AP)
15日、カブールのアフガニスタン大統領府を占拠した反政府武装勢力タリバンの戦闘員ら(AP)

アフガニスタンのガニ大統領は15日、駐留米軍の撤退完了を前に全土で猛攻を続けた反政府武装勢力タリバンが勝利したとする声明を発表、タリバンによる政権掌握を認めた。ガニ氏は国外に脱出し、民主政権は瓦解した。タリバンの復権は、2001年の米中枢同時テロ後の米英軍による攻撃で旧政権が崩壊して以来約20年ぶり。かつてイスラム教の厳格な適用を掲げ、女性の権利をないがしろにするなど恐怖政治を敷いただけに、人権抑圧への懸念が広がっている。

4月下旬に駐留米軍撤退を始めたバイデン政権は8月末の完了計画を堅持。タリバンの大攻勢を招いたとの批判が高まりそうだ。

ロイター通信などによると首都カブールの米大使館員や米市民らの退避を支援するため、バイデン政権は14、15日にそれぞれ軍部隊約千人の追加増派を承認した。米大使館職員らは15日に退避を完了、大使館機能は首都の空港にある施設で維持する。日本政府も大使館員を国外退避させる。

タリバンは6日に南西部ニムルズ州の州都を掌握したのを皮切りに、15日までに州都を次々攻略した。(共同)