長野土石流 被害の家族、帰省中か 2階窓落ち、泥覆われ

土砂が流入した住宅=15日午前、長野県岡谷市(長野県諏訪建設事務所提供)
土砂が流入した住宅=15日午前、長野県岡谷市(長野県諏訪建設事務所提供)

住宅の2階の窓が抜け落ち、外壁に張り付いている泥。長野県岡谷市で15日に土石流が発生、3人が心肺停止となった。現場は駅の目の前で、付近は車の下部が漬かるほど泥に覆われた。被害を受けた家庭は帰省中とみられ、近隣の住民は突然の事態に言葉を失った。

被害に遭ったのは、JR川岸駅の駅舎から道路を挟んだ住宅。道路沿いに家が立ち並ぶ住宅地で、崩れたのはその裏山。山の中には中央自動車道が走っている。住宅の2階の窓は抜け落ち、穴が開いている。前の道路は泥に覆われ、「除雪車」と書かれた2台の重機とともに、作業員がスコップやシャベルで、泥かきをしていた。

近くに住む60代男性によると、住宅は現在は空き家で、家主は別の町に住んでいるという。年に数回の帰省の際に、家族とともに一時的に住んでいたとみられる。男性は「『今年も帰ってきたんだな』と思っていた。こんなことになるなんて」と言葉を詰まらせた。