指揮官と選手を結んだ強い絆 猛練習で五輪「銀」つかんだバスケ女子日本代表

メダルを手に記念撮影するバスケットボール女子日本選手ら=8日、さいたまスーパーアリーナ(川口良介撮影)
メダルを手に記念撮影するバスケットボール女子日本選手ら=8日、さいたまスーパーアリーナ(川口良介撮影)

指揮官と選手との強い絆が表彰台につながった。東京五輪最終日の8日、バスケットボール女子決勝に臨んだ日本代表は7連覇を果たした米国に敗れたが、バスケットでは男女を通じて初めてのメダルとなる「銀」を獲得し、列島を興奮に包んだ。チームを率いたのは米国出身のトム・ホーバス監督。日本語での厳しくも丁寧な言葉遣いが注目を集めた54歳の元米プロNBA選手は、日本人選手の特長を最大限に生かし、「スーパースターはいないがスーパーチーム」と自賛する集団に鍛え上げて快挙達成に導いた。

表彰式を終え、笑顔で記念撮影をするチームに印象的な光景があった。スタッフを交えた撮影が始まると長岡萌映子(トヨタ自動車)がホーバス監督の首に銀メダルをかけ、自身は隣に並んで写真に納まった。

メダルを掛けてもらうトム・ホーバス監督=8日、さいたまスーパーアリーナ(川口良介撮影)
メダルを掛けてもらうトム・ホーバス監督=8日、さいたまスーパーアリーナ(川口良介撮影)

今大会では野球日本代表の稲葉篤紀監督も菊池涼介(広島)から金メダルをかけられ、「いいの?」と感激して写真撮影に臨む場面が注目を集めた。表彰式後、長岡にどんな思いだったかを聞くと「メダルをもらえるのは選手だけなので」とさらりと話し、「厳しい練習だったが、それをしっかりみんなで乗り越えた。トムのバスケットができてよかった」と感慨深げに語った。

会員限定記事会員サービス詳細