指揮官と選手を結んだ強い絆 猛練習で五輪「銀」つかんだバスケ女子日本代表

フィジカルコンタクトの重要性を痛感したのはアシスタントコーチを努めたリオ五輪での経験。「米国は若いときからコンタクトが当たり前。日本は逃げているプレーが多い。バスケットは『ヒットファースト』のスポーツ。ボクシングと一緒でフィジカルなプレーが大事。小さくてもフィジカルなプレーヤーならそんなに負けない」。強豪に当たり負けする姿を見て、選手の意識改革やウエートトレーニングの積極導入に取り組み、五輪ではリバウンド争いでも強豪相手に大きな差をつけられなかった。

戦術幅も広く、高田はフランスに快勝した準決勝後、「フォーメーションは100通りくらいある。きょうの午前の練習でも1つ増えた」と告白。さらに五輪後には馬瓜エブリン(トヨタ自動車)が民放の番組で「確認したら、たぶん170くらい。削ったのもあるので(総数は)200」と明かしている。

193センチのエース渡嘉敷来夢(ENEOS)を負傷で欠きながらも、「正直、試合の方が全然楽」(高田)という猛練習を積み重ね、体格差が大きくものをいう競技でメダルを獲得した。

今回の実績は1次リーグ敗退に終わった男子や他の競技に対しても、大きな指針となるに違いない。(運動部 奥村信哉)

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