フォト特集&動画

青い海、白い砂浜…サーファーの聖地 新島「白ママ断崖」

高さ30~250メートルの火山灰の地層が約7キロにわたりむき出しになっている白ママ断崖。「ママ」は島の方言で崖を意味する =東京都新島村(本社ヘリから)
高さ30~250メートルの火山灰の地層が約7キロにわたりむき出しになっている白ママ断崖。「ママ」は島の方言で崖を意味する =東京都新島村(本社ヘリから)
高さ30~250メートルの火山灰の地層が約7キロにわたりむき出しになっている白ママ断崖。「ママ」は島の方言で崖を意味する =東京都新島村(本社ヘリから)
高さ30~250メートルの火山灰の地層が約7キロにわたりむき出しになっている白ママ断崖。「ママ」は島の方言で崖を意味する =東京都新島村(本社ヘリから)

白いビーチにエメラルド色の海。南国リゾートのような島の上空をヘリで横切ると、突然現れたのは大きな白い断層「白ママ断崖」だった。

新島(東京都新島村)は東京本土の南方約150キロの太平洋に浮かぶ。伊豆諸島のひとつで、古代からの噴火でできた火山島。島はほぼ流紋(りゅうもん)岩質の溶岩から成り、島南部は火山灰などが堆積し白い地層を作っている。白ママ断崖は、海に突き出た地形が長年の台風や波によって浸食された場所。白い地層はまぶしいほどの砂浜をつくり、新島をリゾートアイランドにした。観光客は海水浴やサーフィン、温泉を目当てにやってくる。また、世界的にも珍しいコーガ石(抗火石)が採石され、家の塀や壁に利用される。JR渋谷駅前にあるコーガ石製のモヤイ像は昭和55年、村から寄贈された。

白ママ断崖周辺のビーチを歩いてみると、流紋岩特有の透明なキラキラとしたガラス質の粒が交じっているのがわかる。新型コロナウイルスの影響で島への人の出入りは激減しており、地元の人だけがサーフィンを楽しんでいた。

白ママ断崖の周辺でサーフィンを楽しむ地元の人。現在は落石が多発し、真下の海岸に近づくのは禁止されている =東京都新島村(宮崎瑞穂撮影)
白ママ断崖の周辺でサーフィンを楽しむ地元の人。現在は落石が多発し、真下の海岸に近づくのは禁止されている =東京都新島村(宮崎瑞穂撮影)

同村出身の小川晋(すすむ)さん(53)は、中学生の頃からここでサーフィンをしているという。「水や浜がきれいで慣れ親しんだ場所。安定した波のスポットもあり、島の外に出てから、この景色の良さに気づいた」と話す。

小川さんは「島の娯楽はサーフィンか釣りしかない」と笑って言うが、彼らは羨(うらや)ましいほどの絶景に囲まれている。火山島がつくり出すさまざまな恩恵を感染症が収まったら思う存分楽しみたい。(写真報道局 宮崎瑞穂)

ギャラリーページで見る


会員限定記事会員サービス詳細