「宝塚は私のすべて。夢の世界」珠城りょうが退団会見 宝塚歌劇団月組トップスター

退団会見をした宝塚歌劇団月組トップスター、珠城りょう=東京都千代田区(石井健撮影)
退団会見をした宝塚歌劇団月組トップスター、珠城りょう=東京都千代田区(石井健撮影)

退団を発表していた宝塚歌劇団月組のトップスター、珠城(たまき)りょうが15日、東京都千代田区の東京宝塚劇場で最後の公演を終え、劇場内で記者会見した。

黒紋付に緑のはかまというタカラジェンヌの正装姿で会見に臨んだ珠城は、「宝塚は、私のすべて。夢の世界でした。情熱的で、包容力のある、男らしい男役像を確立できたと思っています」と、足かけ14年におよんだ男役生活を笑顔で振り返った。

珠城は当初、2月に退団の予定だったが、コロナ禍で延期になっていた。会見では、「いつ日常が戻るか分からず不安だったが、自宅でできるトレーニングなど目の前のことに向かい合って過ごしていた」と明かした。

退団後の身の振り方については未定だとしたが、「また新しい出会いが待っているのだろうと思います。宝塚のOGの方々も待っていてくださる。すてきなご縁がつながっていくことを楽しみにしています」と語った。

通常なら会見後、ファンに別れを告げて劇場を去るイベント「サヨナラパレード」が行われるが、コロナ禍のため見合わされた。

珠城は愛知県出身。平成20年に初舞台を踏んだ。月組に配属され、28年に月組のトップスターに。入団9年目でのトップスター就任は、「トップ制度」が固定された昭和55年以降では、天海祐希の7年目に次ぐ早さ。

退団会見をした宝塚歌劇団月組トップスター、珠城りょう=東京都千代田区(石井健撮影)
退団会見をした宝塚歌劇団月組トップスター、珠城りょう=東京都千代田区(石井健撮影)

この日は、珠城のほか相手役のトップ娘役、美園(みその)さくらを含む8人も退団した。

月組トップスターの後任は、月組の月城(つきしろ)かなと。相手役も月組の海乃美月(うみの・みつき)で、ともに16日付で就任する。