終戦の日に3閣僚が靖国神社参拝 首相は玉串料

終戦の日を迎え、靖国神社を参拝する人たち=15日午前、東京・九段北
終戦の日を迎え、靖国神社を参拝する人たち=15日午前、東京・九段北

菅義偉首相は就任後初めて迎えた終戦の日の15日、東京・九段北の靖国神社に「自民党総裁」の肩書で玉串料を奉納した。玉串料は私費から支出され、菅事務所の秘書が届けたという。関係者が明らかにした。首相は東京都内の千鳥ケ淵戦没者墓苑を訪れて献花した後、日本武道館で開かれた政府主催の全国戦没者追悼式に出席し、式辞を述べた。

萩生田光一文部科学相、小泉進次郎環境相、井上信治万博相の閣僚3人は東京・九段北の靖国神社をそれぞれ参拝した。萩生田、小泉両氏は昨年に続き2年連続での参拝で、萩生田氏は記者団に「先の大戦で尊い犠牲となられた先人の御霊(みたま)に謹んで哀悼の誠をささげ、改めて恒久平和への誓いをしてきた」と語った。「自国のために尊い犠牲となられた先人の皆さんに尊崇の念を持ってお参りするのは自然な姿だと思う」とも述べた。

安倍晋三前首相も靖国神社を参拝し、記者団に「終戦の日にあたり参拝した。先の大戦において、祖国のために母や父、友や子、愛する人を残し、祖国の行く末を案じながら散華(さんげ)され、尊い命を犠牲にされたご英霊に尊崇の念を表し、御霊安かれとお祈りした」と語った。安倍氏は首相在任中だった平成25年12月に靖国神社を参拝したが、終戦の日は参拝していなかった。

超党派の議員連盟「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」は尾辻秀久会長(自民党)らが代表して靖国神社を参拝した。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、一斉参拝は取りやめた。

尾辻氏は参拝後、記者団に「国難ともいえる時代になっており、日本国をお見守りくださいと(英霊に)改めてお願いした」と語った。議連は新型コロナ拡大を受け昨年4月以降の春と秋の例大祭、終戦の日も含め5回連続で一斉参拝を中止した。

このほか、自民党の高市早苗前総務相、鷲尾英一郎外務副大臣、佐藤正久外交部会長、古屋圭司元国家公安委員長、稲田朋美元防衛相らが個別に靖国神社を参拝した。

>萩生田文科相が靖国参拝「お参りは自然な姿」

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