タリバン、アフガン首都カブール進攻

8日、アフガニスタン北部クンドゥズで、タリバンと治安部隊の戦闘により被害を受けた店舗(AP=共同)
8日、アフガニスタン北部クンドゥズで、タリバンと治安部隊の戦闘により被害を受けた店舗(AP=共同)

【シンガポール=森浩】ロイター通信は15日、アフガニスタン内務省当局者の話として、イスラム原理主義勢力タリバンが首都カブールに進攻を始めたと伝えた。タリバンは既にカブール以外の国内主要都市を落としており、首都を支配下に置くべく進撃を開始した可能性がある。

一方で、タリバンは15日の声明で「力や戦闘でのカブール入りは望まない」とし、政府側と平和的な協議が進行中だとも主張した。声明では構成員には「カブールの門の前にいて、都市に入らないよう指示した」とも述べている。

タリバンは14日、かつて反タリバン勢力の拠点だった北部の都市、マザリシャリフを制圧した。別の複数の州都も陥落し、タリバンは全34州都のうち8割超の28カ所を押さえた。

2019年に非政府組織(NGO)、「ペシャワール会」現地代表の医師、中村哲さんが殺害された東部ナンガルハル州の州都ジャララバードも陥落した。

タリバンが間近に迫っていることを受け、カブール市内では混乱が広がっており、現金を引き出そうと銀行に長蛇の列ができた。

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