浪速風

若者が受けたくなる接種に

さすが、と感心するスムーズさだった。自衛隊が大阪市内で運営している新型コロナウイルスワクチンの大規模接種。会場に到着してから接種を受け、経過観察の15分間を経て会場を後にするまで、わずか30分。説明も対応も丁寧で、安心して受けることができた

▶国内のワクチン総接種回数は1億回を超え、菅義偉(すがよしひで)首相は今月中に4割超の国民の2回接種完了を目標に掲げている。だが、流行収束に至る集団免疫の獲得には7割超の接種が必要とされ、達成はまだ遠い。特に、感染しても重症化リスクは低いが接種の副反応は出やすい若年層にとり、接種のメリットは見つけづらい

▶任意の接種を、どう推進するか。東京都は接種した20~30代にポイントなどを付与するキャンペーンを行う方針を示し、インセンティブ(動機付け)に乗り出した。ワクチンパスポート(接種証明書)の活用も含め、推進策はもっと工夫されていい。正確な情報の発信とともに。