「盛り土原因」熱海土石流、週明け刑事告訴へ 9月に民事提訴も

大規模な土石流が起きた現場。降り続いた雨と不適切な工法による盛り土が重なって大惨事となった=7月20日午後、静岡県熱海市伊豆山 (本社ヘリから、沢野貴信撮影)
大規模な土石流が起きた現場。降り続いた雨と不適切な工法による盛り土が重なって大惨事となった=7月20日午後、静岡県熱海市伊豆山 (本社ヘリから、沢野貴信撮影)

静岡県熱海市の大規模土石流で、伊豆山地区に住む被災住民らが13日、市内で記者会見し、起点の土地で行われた不適切な盛り土が原因の可能性があるとして、週明けにも土地の現所有者と前所有者を熱海署に刑事告訴する方針だと明らかにした。また、両者を相手取った損害賠償請求訴訟を9月中にも静岡地裁沼津支部に起こす。請求額は計200億円前後になる見通しという。

被災住民らによると、現所有者の男性は重過失致死傷容疑で、平成23年まで土地を所有していた神奈川県小田原市の不動産管理会社は業務上過失致死傷容疑でそれぞれ告訴する。

土石流で母親を亡くし、今月8日に結成された「被害者の会」会長の瀬下雄史さんは会見で「事件の原因を明らかにしたい」と述べた。