メルカリ、初の通期黒字 3年6月期、最終利益57億円

フリーマーケットアプリ運営のメルカリが12日発表した令和3年6月期連結決算は、最終損益が57億円の黒字(前期は227億円の赤字)だった。通期の黒字は13年の創業以来初めて。新型コロナウイルス下の巣ごもり消費でアプリを使った個人間の商品売買が活発となり、メルカリが受け取る手数料が増えた。

売上高は前期比39・1%増の1061億円で、初めて1千億円を突破した。利用者数は1954万人となり、1年前から約200万人増えた。

メルカリは創業以来、売上高を順調に伸ばす一方で、米国事業などへの先行投資がかさみ、赤字が続いていた。オンラインで記者会見した山田進太郎最高経営責任者(CEO)は「着実に収益基盤が整ってきた」と評価した上で「ずっと黒字を続けるよりも将来利益の最大化を目指す」と述べ、新規事業への進出など攻めの投資を続ける姿勢を示した。