南米チリがブースター接種開始 新型コロナ

3回目の新型コロナウイルスワクチンを接種する市民ら=11日、チリ・サンティアゴ(AP)
3回目の新型コロナウイルスワクチンを接種する市民ら=11日、チリ・サンティアゴ(AP)

【ニューヨーク=平田雄介】南米チリは11日、新型コロナウイルスの中国製ワクチン接種完了者を対象に「ブースター」と呼ばれる3回目の追加接種を開始した。

ロイター通信によると、対象者は3月31日以前に1回目を接種した86歳以上の高齢者。11日は英アストラゼネカ製が3回目のワクチンとして使用された。

今後ファイザー製も利用される。段階的に対象者を増やしていき、55歳以上については1カ月で200万人の接種を目指すという。

チリでは国民の67%が接種を完了しており、その7割超が中国製薬大手・科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)製を2回接種した。チリ政府は、接種者の免疫力が約6カ月で低下することが最近の研究で確認されたとして、ブースターの導入を決めた。

ただ、世界保健機関(WHO)はブースターの有効性は十分に検証されていないとしている。