千葉県、新規感染1038人 知事「重症病床は実質満床」と危機感

感染防止対策への協力を呼び掛ける千葉県の熊谷俊人知事=12日、県庁(小野晋史撮影)
感染防止対策への協力を呼び掛ける千葉県の熊谷俊人知事=12日、県庁(小野晋史撮影)

12日の千葉県の新型コロナウイルス新規感染者数は1038人と、5日ぶりに1千人を超えた。熊谷俊人知事は12日、感染拡大が続く中でのお盆休みに当たり、改めて感染防止対策への協力を呼び掛けた。特に、人工呼吸器やエクモなどを備えた重症者用の病床について、稼働率が速報値で約63%に達していると明かし、「実質的に満床だと思っていただきたい」と指摘。感染防止に向け、「普段生活を共にしていない人との接触はできる限り避けて」などと強調した。

県は現在、病床確保の基準を県内全域で最も高い「フェーズ4」に引き上げており、重症者用の病床は最大127床を確保するとしている。熊谷知事は現在の入院患者について、重症化リスクが高い中等症が大半を占めるとした上で、「その方々が重症になったときに受け止められる最低限の予備をもった上で(医療機関は)対応している。それを差し引いたとき、実質的に重症者用病床は満床だ」と指摘。「(中等症の患者が)さらに悪化しても、最善の医療を受けられない状況が起きてきている」と医療現場の状況に理解を求めた。