中国で実刑の邦人女性が帰国 6年刑期満了 - 産経ニュース

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中国で実刑の邦人女性が帰国 6年刑期満了

12日、中国・上海の刑務所を出る日本人女性を乗せたとみられる車両(共同)
12日、中国・上海の刑務所を出る日本人女性を乗せたとみられる車両(共同)

【北京=三塚聖平】中国上海市で2015年に当局により拘束され、スパイ罪で懲役6年の実刑判決を受けた60代の日本人女性が刑期満了で出所したことが12日、分かった。日中関係筋によると、女性は同日中に中国を離れて帰国した。中国では15年以降にスパイ活動への関与などを理由に邦人拘束が相次いだが、有罪判決を受けて帰国するのは3人目になるとみられる。

女性は、15年6月にスパイ活動を取り締まる国家安全省に身柄を拘束された。18年12月に懲役6年と5万元(約85万円)の財産没収の判決を言い渡された。罪に問われた行為の詳細は公表されていない。女性は拘束前に日本で、日本語学校に関わっていた。

習近平政権は「国家安全法」などを成立させ、中国国内で活動する外国人への管理を強化。スパイ行為に関わったとして日本人を拘束するケースも相次ぎ表面化した。中国当局が事実関係を詳細に説明しないまま拘束した日本人男女は、15年以降に少なくとも15人にのぼる。

今年2月には、18年に広東省広州市で当局により拘束され、国家安全危害罪で懲役3年の実刑判決を受けた日本人男性が刑期満了で出所している。