EU6カ国、アフガン難民流入を懸念 強制送還継続を要求

アフガニスタン北部クンドゥズで反政府武装勢力タリバンとの戦闘後に煙を上げる商店=8日(AP)
アフガニスタン北部クンドゥズで反政府武装勢力タリバンとの戦闘後に煙を上げる商店=8日(AP)

ドイツやベルギーなど欧州連合(EU)の6カ国は10日までに、アフガニスタン情勢が悪化する現況下でも、難民申請を却下されたアフガン人を強制送還する政策を続けるよう要求する書簡をEU欧州委員会執行部に送った。欧州委が同日確認した。

書簡は5日付で「送還を停止すれば誤ったシグナルを送ることになり、さらに多くのアフガン人が故郷を離れEUに向かう動機となる可能性がある」と警告した。100万人以上が流入した2015年の欧州難民危機が再来するとの懸念をEU諸国が強めていることが背景にある。ただEU当局者は10日、現状で強制送還は困難との認識を示した。

6カ国はほかにオーストリア、デンマーク、ギリシャ、オランダ。アフガン政府は7月、急激な治安悪化を受け、強制送還を3カ月間停止するよう欧州諸国に求めていたが、書簡は今後も送還をどう継続させるかについてアフガン側と議論を進めるよう欧州委に促している。(共同)

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