浪速風

お天道さまは見ている

強い日差しの中、大阪・ミナミの街中を行き交う人々(須谷友郁撮影)
強い日差しの中、大阪・ミナミの街中を行き交う人々(須谷友郁撮影)

「お日(ひ)ぃさんが…」と言って昭和の爆笑王、二代目桂枝雀が掌(てのひら)を頭にかざし、間を取ってから全身を震わせ声を絞り出す。「カァーっ」。客席には笑いと真夏の情景が広がったものだ。しかし最近のお日さんときたら、容赦がなく笑えない。日本列島を危険な暑さが襲う。地球温暖化は遠い世界の話とは違うのやで―と警告を受けているような

▶国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は、気温上昇が以前の想定を上回るスピードで進む、とする報告書を公表した。持続可能性、つまりこれまでのような生活を続けていくこと、が危機にあるという。科学者たちは即行動することを強く求めている

▶やかんの麦茶だって火を止めればすぐに冷めるわけではない。ましてやこの大きな地球だ。悠長なことは言っておれない。やるべきことのリストはできている。企業や各国の腰を重くしているのは損得勘定かエゴか。いずれにせよ、お天道さまはみているぜ。