中国、7月の新車販売11・9%減 半導体不足で3カ月連続マイナスに

4月に中国で開かれた上海国際モーターショーの会場。中国ではEVなど新エネルギー車の販売が拡大している(三塚聖平撮影)
4月に中国で開かれた上海国際モーターショーの会場。中国ではEVなど新エネルギー車の販売が拡大している(三塚聖平撮影)

【北京=三塚聖平】中国自動車工業協会が11日発表した7月の新車販売台数は、前年同月比11・9%減の186万4千台だった。3カ月連続のマイナス。新型コロナウイルスの世界的な流行による打撃を受けた前年の反動増が薄らいだことに加え、世界的な半導体不足が響いて2カ月連続で2桁減に落ち込んだ。

内訳では乗用車が7・0%減の155万1千台だった。コロナ後の景気対策を追い風に増加基調が続いた商用車は30・2%減の31万2千台と減少幅を広げた。

電気自動車(EV)などの「新エネルギー車」は、2・6倍の27万1千台だった。地球温暖化対策の一環で政府が普及を後押ししていることを背景に大幅増が続く。自動車販売全体に占める規模はまだ限定的だが、国内外メーカーの戦略にも影響を与えている。

同協会は、今後のリスク要因として半導体不足や国内外の感染状況、原材料価格高騰を挙げた。

日系大手4社の7月の中国新車販売ではトヨタ自動車が2カ月ぶりのプラスを達成した一方、ホンダ、日産自動車、マツダが前年割れだった。中国市場は、各国に先駆けてコロナ禍からの回復が進んだが、半導体不足の影響もあり急速にブレーキがかかっている。