国際線旅客数が過去最低 成田空港上期

今年上期の空港運用状況を発表するNAAの田村明比古社長=成田空港(平田浩一撮影)
今年上期の空港運用状況を発表するNAAの田村明比古社長=成田空港(平田浩一撮影)

成田国際空港会社(NAA)が発表した今年上期(1~6月)の成田空港の運用状況によると、国際線と国内線を合わせた総旅客数は前年同期比79%減、一昨年の同じ時期と比べると92%減の173万7225人だった。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う観光目的の入国制限などで旅客が大きく減り、国際線旅客数は68万6237人(前年同期比89%減)となり、上期としては昭和53年5月の開港以来、過去最低を記録した。

国際線旅客数のうち日本人は17万2109人(同93%減)、外国人は28万632人(同90%減)、通過客は23万3496人(同77%減)。国内線は105万988人(同43%減)で、国際線は日本人旅客数も過去最低を記録した。

ただ、NAAでは、国内線については初の緊急事態宣言下の昨年4月以降と比べると発着回数、旅客数ともに増便・復便により大きく改善されているとしている。

また、航空機発着回数は5万8492回(同27%減)で、このうち国際線は4万8655回(同23%減)、国内線は9837回(同41%減)となった。貨物便は国際線で、旅客便の運休や減便により貨物スペースが減少したことにより、航空各社が多数の貨物臨時便を運航するなど好調を維持。発着回数は2万5783回(同69%増)となり、上期としては過去最高を大幅に更新した。

NAAの田村明比古社長は会見で「新型コロナウイルスの感染拡大が収まらないなか、格安航空会社(LCC)各社は、夏休み中のお盆の時期を挟んで増便・復便をする計画を立てている。計画通りに運航されるのか、増便・復便により、お客が乗るのか動向を注視していきたい」と話した。