財政難で敬老乗車証を75歳に段階引き上げ 京都市

京都市は11日、現在70歳以上が利用できる市バス・地下鉄のフリーパス「敬老乗車証」について、令和4年10月から対象年齢を2年ごとに1歳ずつ引き上げて10年後に75歳とし、新たに対象者を所得額700万円未満とする制限案を示した。

同制度は昭和48年に創設。当時は対象者が約7万人だったが、社会の高齢化に伴い対象者は年々増加し、当初3億円だった市の負担額は17倍の52億円にのぼっている。現在13%にとどまる利用者負担は14年度時点で34%となる見込み。

現在、利用者の所得に応じて0円▽3千円▽5千円▽1万円▽1万5千円-で設定されている負担金は、2年後には最大4・5倍まで引き上げられる。

また同市は同日、市交通局の経営ビジョン検討委員会を開き、地下鉄と市バスについて、ともに料金を10~30円値上げした際の収支予測を提示。同委員会の議論をもとに、値上げを検討する。