浪速風

守り続けるべき自由

東京五輪閉会式のフィナーレでは、花火とともに「ARIGATO」の文字が表示された=8日夜、国立競技場(恵守乾撮影)
東京五輪閉会式のフィナーレでは、花火とともに「ARIGATO」の文字が表示された=8日夜、国立競技場(恵守乾撮影)

東京五輪は多くの快挙と朗報をプレゼントしてくれたが、不快なニュースも少なくなかった。フェンシング男子フルーレ個人で金メダルを獲得した香港・張家朗選手の表彰式で、中国国歌が流れた際、「私たちは香港人だ」と叫んだ香港市民が逮捕されたニュースはその最たるものだ。市民が叫んだのは香港の商業施設内だった

▶香港はこの五輪でも香港の名で参加し、香港の旗(区旗)の下で入場行進した。中国とは別枠で参加しているのだから本来、流れる曲も独自でいいのだ。それを認めず、不満の声を上げるだけで執念深く防犯カメラを解析し、見せしめに逮捕する中国の異常さに身の毛もよだつ

▶この五輪では台湾の活躍が目立った。金2個をはじめ計12個の獲得は過去最高の5個を大幅に上回った。特にバドミントン男子ダブルスで、台湾ペアが中国ペアを破って金メダルを獲得したときは台湾中が沸いたと伝わる。この自由はいつまでも守られねばならない。