アストラ製ワクチン、6都府県に16日から配送

河野太郎行政改革担当相=10日午前、首相官邸(春名中撮影)
河野太郎行政改革担当相=10日午前、首相官邸(春名中撮影)

河野太郎ワクチン担当相は10日の記者会見で、英アストラゼネカ製の新型コロナウイルスワクチン約5万2千回分を16日から、初回分として東京、埼玉、千葉、神奈川、大阪、沖縄の6都府県に順次配送すると発表した。

配送量の内訳は、千葉県2万1200回分▽東京都1万4800回分▽大阪府8600回分▽埼玉県7100回分▽神奈川県1千回分▽沖縄100回分-となっている。

政府は緊急事態宣言が発令されている6都府県に優先的に割り当てる方針を決め、今月5日を期限に希望数を聞き取っていた。8、9月分として計200万回分を確保しており、6都府県以外の道府県には千回分を上限に23日から配送する。

一方、政府は10日、2月に開始したワクチン接種の総接種回数が約1億291万回に達したと発表した。2回接種が完了したのは約4328万人で、接種対象となる12歳以上の国民の34・04%となった。河野氏は「相当スピードが前倒しできている。今後も速やかに接種を進めていきたい」と述べた。

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