電話で頼める買い物ボランティア再出発 社協関与で不安解消(2/2ページ) - 産経ニュース

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電話で頼める買い物ボランティア再出発 社協関与で不安解消

登録ボランティアに届くリクエストメールと、生活互助支援の会の美斉津康弘さん(原田成樹撮影、画像の一部を加工しています)
登録ボランティアに届くリクエストメールと、生活互助支援の会の美斉津康弘さん(原田成樹撮影、画像の一部を加工しています)
不成立時もフォロー

えんじょるのは、平成31年4月に、ケアマネジャーで生活互助支援の会の理事を務める美斉津(みさいづ)康弘さんが個人で開始。同年10月から御代田町と佐久市、小諸市、軽井沢町の計4自治体に広げた。しかし「誰が買いものをしてくれるか分からず怖いという意見や、誰も手を挙げないマッチング不成立がたびたび起こり、継続が難しくなった」と美斉津さん。

今回、3自治体でサービスを終了し、御代田町に絞って社協と組み再出発することにした。

社協は、登録援助者の本人確認や、マッチング不成立時には社協職員らが買い物代行にあたるなどバックアップすることで、利用者の安心と利便性を高める。

ボランティアという性格上、言い間違いや聞き間違いで希望と違うものを買ってきても拒否できないなどの運用を定めており「これまでの運用でトラブルは1件もない」という。

若者と福祉の接点

御代田町社協も、えんじょるのの導入で社会福祉事業を充実し、地域での人と人の関係を近づけられると期待している。

同社協では、通院や買い物の送迎、掃除など生活支援の希望を聞き、援助者とマッチングさせる「ええっこ」サービスを提供している。

えんじょるの買い物代行であれば、対人関係が苦手な人でも参加できる可能性があるという。また、えんじょるのの登録援助者には比較的若い女性も多く、若い人がボランティアに参加するきっかけづくりになると期待している。

新生えんじょるのサイト(https://enjorno.com)は、8月10日頃にリニューアルし、利用者、援助者ともに募集を開始する予定。

えんじょるののシステムは、初期費用5万5千円、月額3万3千円(いずれも税込み)で、安価に導入できる。各地の社協からの引き合いも強く、美斉津さんは「来年度をめどに全国の10社協への導入を目指したい」としている。(原田成樹)