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首相「原爆症認定迅速に」 「黒い雨」訴訟言及せず 長崎平和祈念式典

長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典で、あいさつする菅首相=9日午前、長崎市の平和公園(代表撮影)
長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典で、あいさつする菅首相=9日午前、長崎市の平和公園(代表撮影)

菅義偉(すが・よしひで)首相は9日、長崎市松山町の平和公園で「長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」に出席し、あいさつで「原爆症の認定について、できる限り迅速な審査を行うよう努める」と述べた。広島への原爆投下直後に降った「黒い雨」をめぐる訴訟の上告を見送ったことには言及しなかった。

政府は「黒い雨」訴訟の上告見送りを受けて7月27日に発表した首相談話で「(原告と)同じような事情にあった方々については、訴訟への参加・不参加にかかわらず、認定し救済できるよう早急に対応を検討する」と表明。原爆症認定基準となる指針などの改定を広島県・広島市だけでなく、長崎県・長崎市とも協議する方針を示していた。

首相はまた、式典のあいさつで「唯一の戦争被爆国として、『核兵器のない世界』の実現に向けた国際社会の努力を一歩ずつ、着実に前に進めていくことは、わが国の変わらぬ使命だ」と語った。

今年1月に発効した核兵器禁止条約に日本が参加していないことを念頭に「厳しい安全保障環境や、核軍縮をめぐる国家間の立場の隔たりがある」と指摘。その上で「各国がともに取り組むことのできる具体的措置を見いだす努力を引き続き粘り強く続けていく」とも述べた。

長崎平和祈念式典 首相あいさつ全文