千葉県知事「最大の危機感で対応」 6都府県と政府 コロナ対策協議

オンライン会合で新型コロナ対策を協議した熊谷俊人知事=9日、県庁(小野晋史撮影)
オンライン会合で新型コロナ対策を協議した熊谷俊人知事=9日、県庁(小野晋史撮影)

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、千葉県の熊谷俊人知事は9日、政府で新型コロナ対策を担う西村康稔経済再生担当相や、緊急事態宣言が発令中の6都府県の知事らによるオンライン会合に出席し、今後の対応を協議した。西村氏は冒頭、「重点的に取るべき対策について連携したい」などと会合のねらいを説明。各知事らは、それぞれの感染状況や取り組みを紹介した。

熊谷知事は県内の状況について、「まさに感染爆発であり、最大限の危機感で対応に当たっている」と指摘。医療提供体制は「重症病床の使用率が50%を超えてきた。極めて厳しい状況だ」とした上で、新型コロナの患者を受け入れる夜間外来の充実に向け、体制整備を進めているとした。

会合では、新型コロナ治療薬「抗体カクテル療法」を宣言地域に重点配分すべきだとの意見が相次いだ。加えて熊谷知事は、人出の抑制に向けて大規模商業施設への休業要請を検討する必要性を強調。英アストラゼネカ製のワクチン接種を進めるため、2回目の接種で米ファイザー製を使うといった場合の安全性について、政府の見解を早急に固めるように求めた。

終了後、記者団の取材に応じた熊谷知事は、県内の新規感染者数が6、7日に2日連続で1千人を超えたことに絡み、「当初想定していた最悪な方向に進んでいるのは間違いない。これ以上の感染拡大を防がなければ医療提供体制がもたない」と話した。