異論暴論

正論9月号好評販売中 人権弾圧国家・中国 包囲網へ日本も本気見せよ

中国共産党創建100年の祝賀大会で、大型スクリーンに映し出された習国家主席=北京の天安門広場(共同)
中国共産党創建100年の祝賀大会で、大型スクリーンに映し出された習国家主席=北京の天安門広場(共同)

やりたい放題で覇権国家を目指す中国。欧州でも「債務の罠」で、借金のカタに重要な港を手に入れようとしている。こうした動きに危機感を覚えて、これまで親中的だったドイツなども含め欧州では中国への風当たりが強まっている状況を、ジャーナリストの安部雅延氏が報告する。産経新聞の矢板明夫台北支局長は、台湾海峡をめぐる問題がもはや米中間の問題ではなく「中国と国際社会との間の問題」へと格上げされたと指摘する。今や中国包囲網の構築が世界の潮流だが、日本は取り残されていないだろうか。

中国のウイグル人に対する人権弾圧も、百万人規模の強制収容所の存在が指摘されて久しいが、日本では先の通常国会で「新疆ウイグル等における深刻な人権侵害に対する非難決議」が採択されずに終わった。創刊600号を迎えた本誌では「在日ウイグル人証言録」の連載を開始。評論家の三浦小太郎氏は「この問題は、単に中国と他民族、もしくは日本と中国の国家的対立などではない。価値観の対決、信仰と信仰否定、自由民主主義と全体主義の対立なのだ」と位置づける。

香港で中国に批判的だった蘋果日報が廃刊に追い込まれたことを、在日香港人のウィリアム・リー氏は「香港の一時代が終わった」と嘆く。静岡大学教授の楊海英氏は、今後も香港を完全に中国に同化するまで文化の抹殺が続くと指摘した。(溝上健良)

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