「金」最多は米国 最終日に中国逆転 東京五輪

バレーボール女子で金メダルを獲得した米国選手(手前)=有明アリーナ
バレーボール女子で金メダルを獲得した米国選手(手前)=有明アリーナ

東京五輪最終日の8日、米国が金メダルの合計を39個とし、全体1位の獲得数を確実にした。米国は同日、自転車女子オムニアムとバスケットボール女子、バレーボール女子でそれぞれ金メダル。獲得数を3つ伸ばし、前日まで38個で首位だった中国を最終日に逆転した。

米国は同日午前に行われた自転車女子オムニアムでジェニファー・バレンテが金メダルを獲得すると、日本が熱戦を繰り広げたバスケットボール女子決勝でも優勝し、中国の38個に並んだ。その後、午後に行われたバレーボール女子決勝でブラジルを破り、同競技で米国初の金メダルを獲得。中国を逆転し単独首位にたった。一方の中国はこの日、ボクシング女子ミドル級決勝で李倩(り・せん)が敗れ、金メダル数を伸ばせなかった。すでに、米国と中国勢の金メダルの可能性が残る競技はなく、米国が1位となることが確実となった。銀と銅を合わせた合計メダル数も米国113、中国88で米国が上回った。

今大会、日本の金メダル獲得数は27個で両国に次ぐ3番目。合計メダル数は58個で前回のリオデジャネイロ大会で記録した41個を大きく上回り、過去最多を更新した。

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