「人生うまく行かない」幸せそうな女性に殺意 小田急刺傷 - 産経ニュース

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「人生うまく行かない」幸せそうな女性に殺意 小田急刺傷

送検のため、警視庁成城署を出る対馬悠介容疑者=8日午前8時36分
送検のため、警視庁成城署を出る対馬悠介容疑者=8日午前8時36分

東京都世田谷区を走行中の小田急線の車内で男が刃物を振り回すなどして乗客を襲った事件で、殺人未遂容疑で逮捕された対馬悠介容疑者(36)が「人生うまくいかない」という趣旨の供述をしていることが8日、捜査関係者への取材で分かった。自分と対照的な幸せそうな女性らを見かけると殺意を抱くようになったとも繰り返しており、警視庁成城署捜査本部は、事件の背景に生活上のストレスもあるとみている。

捜査関係者によると、対馬容疑者は都立高から中央大に進学し、中退。その後は、工場での勤務など職を転々としていた。川崎市内のアパートで1人で暮らし、近隣住民との接点も乏しかったとされる。

大学時代に女性にバカにされた経験や女性からデートを途中で断られたことを引きずり、「人生がうまくいかない」と考えていたという。数年前にインターネットで牛刀(刃渡り約20センチ)を購入。「自殺しようと思った」とも供述している。この牛刀が今回の犯行に使われた。

事件当日は、新宿で酒のつまみを万引したのを店員に見つけられ、警視庁の任意捜査を受けた。店員は女性で、捜査関係者は、日ごろの女性への感情を爆発させ、犯行に及んだとみている。「逃げ場がなく大量に殺せると思い、快速急行を狙った」「殺せなくて残念だが、乗客が逃げまどう光景を見て満足した」などと話している。

捜査本部は8日、対馬容疑者を送検した。